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旧友のK子さん |
大学時代の女友達の話です。
身長170センチ、体重75キロ、元運動選手でがっしりした人です。
今はこのぐらいの体格の人は結構いますが、当時はそれほど多くなく、とても目立つ存在でした。
その上、人前で大声を出したり、自己主張をするのに躊躇いがありません。
彼女とは、一緒によく旅行をしました。
比叡山延暦寺に行ったときのこと、鐘突き堂があって、そこでお金を払うと鐘がつけるようになっていました。
「私突いてみるわ」とK子さんはお金を払っています。
そしてまるで仁王様のように足を踏ん張り突きました。ゴーンとすごい音。前についていた人は男の人たちでしたが、かすったり、不景気な音で、K子さんのようなすごい音は出せませんでした。
お金を受け取ったお坊さんが大笑いしながら、この仕事をしていてこんなすごい鐘はめったに聞いたことがないし、打つときの姿もすごかった、もう一度突いてくれと言ったのです。
彼女は押し問答の末、さっき払ったお金を返して貰って、もう一回突きました。その時は周りに人が集まって来ていて、結構すごいことなっていました。
その帰りのことです。京都で電車に乗っていると、満員の中で私に触ってくる不埒な奴あり。どのタイミングで「止めてください!」と大声を出そうかと迷っていると、K子さんが目ざとくそれを見つけ、即座に男の手の甲をつねり上げました。男は思わず大声で「痛てぇ!」と叫んだのです。
見る見る腫れていく手の甲を見ながら、ちょっと男に同情してしまいました、私。
K子さんは、面白かったりすると大声を出して笑う癖があります。ある時、ジャンヌ・モロー主演の「恋人たち」を見に映画館に行ったときのことです。ある場面で笑い出したのですが、余程おかしかったのか止まりません。余りのすごい笑い方に、気づくと、私達の座席前3列の人たちがスクリーンを見ず、私達の方を見ているのです。恥ずかしかったこと!
実は大声で笑うだけではないのです。笑うと同時に隣の私を叩くのです。これが痛い。
何時も映画館ではK子さんの右隣に座るのですが、その時はたまたま左側に座っていました。
その時の映画が何の映画だったかは忘れましたが、やはりおかしな場面があったのでしょう。K子さんが笑い出したのと「ぴしゃ」という音と「わぁ!」という声とほぼ同時でした。彼女の右隣の男性が痛いと身をよじっています。幾ら体格がよかろうと、若い女性に叩かれて怒るのも大の男として格好悪かったのでしょう。すいませんの一言で事なきを得ました。
卒業後すっかりお互いの進む道が違ってしまい疎遠になりましたが、彼女と過ごした学生時代のことは、今も大切な思い出です。
身長170センチ、体重75キロ、元運動選手でがっしりした人です。
今はこのぐらいの体格の人は結構いますが、当時はそれほど多くなく、とても目立つ存在でした。
その上、人前で大声を出したり、自己主張をするのに躊躇いがありません。
彼女とは、一緒によく旅行をしました。
比叡山延暦寺に行ったときのこと、鐘突き堂があって、そこでお金を払うと鐘がつけるようになっていました。
「私突いてみるわ」とK子さんはお金を払っています。
そしてまるで仁王様のように足を踏ん張り突きました。ゴーンとすごい音。前についていた人は男の人たちでしたが、かすったり、不景気な音で、K子さんのようなすごい音は出せませんでした。
お金を受け取ったお坊さんが大笑いしながら、この仕事をしていてこんなすごい鐘はめったに聞いたことがないし、打つときの姿もすごかった、もう一度突いてくれと言ったのです。
彼女は押し問答の末、さっき払ったお金を返して貰って、もう一回突きました。その時は周りに人が集まって来ていて、結構すごいことなっていました。
その帰りのことです。京都で電車に乗っていると、満員の中で私に触ってくる不埒な奴あり。どのタイミングで「止めてください!」と大声を出そうかと迷っていると、K子さんが目ざとくそれを見つけ、即座に男の手の甲をつねり上げました。男は思わず大声で「痛てぇ!」と叫んだのです。
見る見る腫れていく手の甲を見ながら、ちょっと男に同情してしまいました、私。
K子さんは、面白かったりすると大声を出して笑う癖があります。ある時、ジャンヌ・モロー主演の「恋人たち」を見に映画館に行ったときのことです。ある場面で笑い出したのですが、余程おかしかったのか止まりません。余りのすごい笑い方に、気づくと、私達の座席前3列の人たちがスクリーンを見ず、私達の方を見ているのです。恥ずかしかったこと!
実は大声で笑うだけではないのです。笑うと同時に隣の私を叩くのです。これが痛い。
何時も映画館ではK子さんの右隣に座るのですが、その時はたまたま左側に座っていました。
その時の映画が何の映画だったかは忘れましたが、やはりおかしな場面があったのでしょう。K子さんが笑い出したのと「ぴしゃ」という音と「わぁ!」という声とほぼ同時でした。彼女の右隣の男性が痛いと身をよじっています。幾ら体格がよかろうと、若い女性に叩かれて怒るのも大の男として格好悪かったのでしょう。すいませんの一言で事なきを得ました。
卒業後すっかりお互いの進む道が違ってしまい疎遠になりましたが、彼女と過ごした学生時代のことは、今も大切な思い出です。
浄瑠璃寺の隣の岩船寺、知っています。この二つのお寺素敵ですね。「浄瑠璃寺の春」が中学の教科書にのっていたこと、私は忘れていましたが、早川和夫さんに教えて貰いました。鳥井先生の授業でも印象深かったのでしょうか。以前仕事で京都に行ったときにこの二つのお寺に行ったことを彼に話したらそういう返事が戻ってきて、全く思い出せない私は、早川さんの記憶に感心したのです。貴方も覚えていたんですね。
こんちゃん [URL] 2008/10/28(火) 07:13 [EDIT]
岩船寺は奈良ではなく京都でしたね。奈良に近くて、いつも奈良から向かうので、つい勘違いしてしまいました。 「浄瑠璃寺の春」が中学校の教科書に載っていたことを忘れている者が他に約一名おります。
わたなべ [URL] 2008/10/28(火) 16:41 [EDIT]
