私の周りの「ユニーク」「変」「おかしい」人たちについての観察日記です。
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08/01
蝶々を飼う
ベランダの花に水やりをしているとき、アゲハチョウが飛んでいるのが目に入りました。
以前は、夏ともなれば、蝶もトンボも蝉ももっともっと居て、それが当たり前でしたが、今は「あら、蝶々」とめずらしいものを見る感じに東京ではなってしまいました。

蝶々といえば、私は小さいころ毛虫類が大の苦手でした。
木登りしては蝉をよく捕っていましたのに、毛虫は苦手でうっかり毛虫に触ったり、潰してしまったりしたときは、しばらく嫌な気分だったことが、今でもまるでついこの間のように思い出されます。

それが少し変わったのは、娘のために蝶々を飼うようになってからです。ある時、庭にキアゲハの幼虫がいて、娘が6匹捕ってきました。孵化してから3〜4回脱皮している幼虫(3〜4齢虫)でした。しばらく餌の葉っぱを与えながらボール箱で飼っていて、そろそろ枝を入れなければと思いながらのある日、家族全員で出掛けて帰ってきたら箱の中は空っぽ、一匹もいません。毛虫が家の中を歩いているかと思うと、昔の恐怖が襲ってきて、ちょっとしたパニックで一生懸命手分けをして探すと、皆それぞれ鴨居だの襖だのに張り付いてじっとしています。蛹化をするのに適した場所を探して移動したのです。中にはすでに蛹化したのもいます。蝶々が糸を一本張って蛹化した体をあずけ、反っくり返るようにしてそれにぶら下がる様子は何とも不思議です。鴨居や襖の場所では困るので、糸を切って、割り箸に同じように糸を張ってのせました
2週間ぐらい経つと中の蝶の模様が透けてきます。いよいよ羽化です。蝶々が蛹の中から出てきます。しわくちゃの羽で、しばらくはそのままですが、次第に羽が伸びてきてきれいな羽になります。それを見ながら、こちらは花を作ります。画用紙に赤や黄色の花を描いて切り取ります。真中の部分も切ってそこに砂糖水に浸した脱脂綿をいれ、お皿に置きます。
完全に羽化した蝶々が危なっかしい様子でふわっと舞い上がりました。そして人工花の蜜の所に辿り着き吸っているようです。
しばらくして、開いている窓から大空に向かって、飛び立っていきました。なんだか幸せな気分です。

蝶を飼うことを楽しんでいたのは、娘より私だったかもしれません。
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