私の周りの「ユニーク」「変」「おかしい」人たちについての観察日記です。
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「1984年」
村上春樹の「1Q84」がベストセラーです。題名はIQが84という意味ではなく、1984と読むようです。あれ、1984?オーウェル?
そこで、読みそびれていた、ジョージ・オーウェルの「1984年」を読んでみたくなりました。
アマゾンに題名を入れて検索すると、すぐに出て来ましたが、全部中古品ばかりで、しかも文庫本1995年38刷640円がプレミアがついて4000円。どこかでこまめに探せば、古本屋などで100円位で買えるのではないかと思うものの、その手間を省きたくて注文してしまいました。アマゾンでは普段1円プラス340円の送料といった中古本をよく買っているので、プレミアが付いて高くなることもありかと自分を納得させました。

読んでみると、ぞっとするような本でした。しかも後まで怖さを引きずります。
ストーリーは、1984年のある国では、人々のあらゆる事が管理されていて、家族愛も恋愛の自由もないといった徹底的管理社会で、違反者は拷問され政府に忠実になった後死刑にされていくという救いのないものです。

この本は1949年に書かれたもので、1984年という近未来を書いているのですが、現在管理という意味でほとんどオーウェルの言う通りの社会になっているように思われます。
住民票コードのように、一人一人にナンバーが付けらたからには、今は私たちは利用していないように見えても、個人の情報はすべて管理しやすくなっているのです。テレビの警察ものシリーズで感心するのは、犯人とおぼしき人物の足取りが監視カメラを通して、何処までも追跡出来ることです。犯人ではない私たちも何気なく歩いている交差点で、或いは街角でボンヤリ立っていてさえもそれを捉えるカメラがあるのです。これは管理されている一端にすぎません。考えれば、私たちはなんといろいろなことを管理されていることか。便利に思って使っているものが、ことごとく管理をすることにも利用できるということなのです。GPS機能のある携帯は人を探すのに便利であると同時に、自分の位置がどこからもキャッチされることでもあるのです。
この本が、読後時間が経ってもいつまでも怖さを引きずるのは、これもあれも管理されていると思い当たることが、次々と見えてきてそれが意識されてくるからです。

便利であると同時に、それが怖いことでもあるという自覚を持たないといけない時代なのです。
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